睡眠は布団に限る!

本アニメ漫画映画などについて不自由な日本語で暑苦しく語ります

刃鳴散らす 最高・・・っ!

 

こんにちは。

前回「装甲悪鬼村正」にはまっている旨の記事を書きましたが、

その延長で「刃鳴散らす」をプレイしました。

 

2005年のタイトルなのでとっくに販売は終了していますが、

たまたまヤフオクで中古販売を見かけ即購入しました。ありがたや・・・

 

この作品は「村正」の作者・奈良原一鉄氏のデビュー作です。

エロゲーで本格剣客ものをやりたいという経緯でニトロプラスから出た模様。

(ニトロ以外では断られた模様・・・)

 

 

◇私のwin10ノートパソコンではセーブができませんでした

はい。表題の通りです。うううう・・・。

これは買う以前からネットの情報から覚悟できたのが幸いでした。

まずスタートしてセーブボタンを押すと「意外とセーブできる!」のですが、

そのあとはすぐフリーズします。パソコン終了しないとだめです。

プレイ中にセーブデータのロードをしてもだめでした。フリーズします。

 

しかも、1つのルートをクリアして、「よし!1回休憩!」とパソコンをスリープモードにして放置、しばらくたって再開したところなぜかゲーム画面が消えており、

再度立ち上げたところ全くの未プレイ状態になっていました。悲しい・・・

なので、設定で一時的に「未読状態もスキップ可」に変更して1週目をクリア。

そのまま設定を「未読状態のスキップ不可」に戻してから、冒頭からスキップボタンを長押しで2週目、3週目と全ルートをクリアしました。

いや~短い話で本当に良かった。

だいたい3~4時間程度でクリアした気がします。

私が初めてプレイしたゲームが村正だったため、それに比べると圧倒的に短く感じたのですが、短編だとこれくらいなんですね・・・?

後日「沙耶の唄」をプレイしたときもかなり短く感じました。

 

◇簡単におはなしを!

 21世紀の日本帝国という村正と同じく架空の日本が舞台!北と南を他国に占領されており、また東京は首都ではなくなり帯刀する輩がたくさんいるような物騒な都市になっています。もちろん警察は役に立ちません!

 そんな中、凄腕剣客な主人公・武田赤音と、その赤音を仇として追いかけるこれまた凄腕剣客・伊烏義阿という2人の男の熱い戦いなのです。

 登場人物が何人かいますが、もうこの2人だけ覚えておけば大丈夫!この二人、お互いのことしか目に入っていません。強烈な2人の世界がすごいです。

 

◇やっぱりすごい剣術描写

 元祖・奈良原氏の超細かくリアルな剣術描写。

 村正では”つるぎ”という架空のものを使用した戦闘術の説明が大半でしたが、

今作はガチな剣同士の闘い。もう剣の持ち方や構え、人によっての癖などすごく解説してくれました!

 主人公の修練描写もあるんですが、やはり説明イラスト付きで分かりやすく教えてくれます。体育の教科書のように。

  個人的に私が笑ったのは、最終決戦中に赤音の必殺技の説明があるのですが、

突然歴史の教科書に載ってるような絵巻物の絵柄で流派の説明を受けたところです。

マジで急に絵柄のタッチ変わりすぎて笑いました。しかも説明が超詳しくて最終決戦中なことを忘れましたよ。

 

まぁそんなこんなで、短いお話だけど奈良原節を猛烈に感じることができて本当に良かったです。

 

 

↓以下ネタバレアリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇伊烏ルートはなんなの???

通称BLルート。

いくつかの選択肢をつぶすと最終決戦後に現れる選択肢。

赤音が「三十鈴に嫉妬してた!」まではなんとなく理解できたんです。師として伊烏のこと慕ってたし、赤音は少しヤンデレ気質感あるので。

なのに。伊烏までが「おれもお前が好きだ」的なこと言いだして、私は驚きのあまり「なんで???!!!!」って叫びましたよ。隣の部屋から苦情が来なくてよかった・・・。

その後の展開もなぜか美少女な石馬戒厳がでてきて東京を死者の街にー!とかいいだして、そこでやっと「ああ、これはネタなんだな」って胸をなでおろしました。笑

 

とかおもっていたら、全ルート後に現れるミニゲーム!!

完全にこの伊烏ルート後の世界観で笑った。

圧倒的に少ない女性登場人物(しかもみんなひどい目に・・・)の分を埋めるかのように戒厳を推しまくっていてびっくりですよ。まぁ戒厳かわいいけど・・・(にっこり)

このミニゲームが地味に難しくてクリアするの大変でした。

あ、あとデモンベインのキャラがネタ的にちらっと出てきました。

 

 

そんな感じで、短い作品ではありますが奈良原節をたくさん味わえてとてもよかったです。

昨年ニトロより奈良原氏が退社済み、かつ筆を折っているという発表があり、

もう新作を読むことができないんだ・・・・!という悲しみに暮れています。。

なにか奇跡が起きて、奈良原氏が復帰することを祈り続けたいと思います。